インドネシアひとり旅〜ボロブドゥール遺跡の朝日ツアー
その朝、僕は4時前には起きていた。
「じゃ、ウェイクアップコールを4時にするから、4時15分でフロントに来てね。」そう言った宿の人は、ついに4時20分まで現れなかった。
別にいいんだけど。3時50分には起きれたから。そう、iPhoneならね。
ボロブドゥール遺跡
今回インドネシアへ行きたいと思った最大の理由はボロブドゥール遺跡で、そこで朝日を見るというもの。
この朝日ツアーはマノハラホテルというホテルしか催行していない。という割には、どこのホテルからでもだいたい予約できるっぽい。ジョグジャのホテルからでもできる。(ただし朝早い)
ちなみに、僕は前日の夕方ホテルにチェックインしたら、「明日は朝日ツアー、行くんでしょ?」みたいに聞かれてその場で予約した。450,000ルピア。要は、決められた時間にマノハラホテルに行けばいいけど、ちゃんと予約(というか申し込み)しておかないと入れないということだと思う。
まだ夜明け前。真っ暗。こんな中、懐中電灯を渡してもらって入場。
遺跡まで歩く。
ボロブドゥール遺跡が目の前に現れたようだ。しかし全貌が見えない。
階段を登る。結構段数があって、ちょっと急なので疲れた。
適当なところに腰掛けて待つ。
すぐに人でいっぱいになる遺跡頂上。たぶん、早めに入場しないと、場所取りできないと思う。日の出と思われる方向から場所が埋まって行く。僕は小さいストゥーパの端っこに腰掛けた。
夜明けとともに街のほうから聞こえるアザーン。仏教の遺跡で聞くアザーン。こういう混ざった感じが僕は好きだったりする。
1時間ほど待っていただろうか。空一面、くもり。
太陽はどこだろう。めっちゃ楽しみにしていたのに、朝日を見れないなんて。残念だ。。
結局、見れず。
ていうか、欧米人多い。
そして、暗くて分からなかったけど、明るくなって自分のいる場所が分かると、急に遺跡の中にいるのでとても変な感覚だった。どこ、ここ?みたいな。
巨大な遺跡なのに、周囲にはレリーフが。確か、アンコールワットもこんな感じだったような。
こんなに大きな遺跡に加えてこんなに細かいレリーフも作るのって、実はエジプトのギザのピラミッドに匹敵するくらいの労働力が必要だっだんじゃないだろうか、なんて思ってしまう。
夜明け前に登った階段は実はこんなんだった。登ったとき分からなかったけど、下まで降りて初めて分かった。
そして、奥に見えるのがボロブドゥール遺跡。あ、さっきまであそこの頂上にいたんだなあ、と思いながらも遺跡を後にする。
そして、最後にチケットに一緒についていた軽食を食べて終了。どうやら朝日ツアーにはマノハラホテルでの軽食が付いているようだった。
8時くらいには遺跡を出た。
感想
遺跡で朝日こそ見れなかったけれど、徐々に明るくなっていく遺跡の頂上で、自分のいる場所を少しずつ認識していくという経験はこれまでしたことがなくて面白かった。
そして、遺跡を離れるにつれて見えてくる遺跡の全貌も非常に面白かった。いつもとは逆の時間の流れで体験しているからだろうと思う。
残念だったけど、見方を変えると、まあ面白い体験だったのではないかと思う。
おまけ
遺跡のミュージアムにいたネコ。
ネコ最高。
インドネシアひとり旅〜王宮、コピルアック、Go Jek
1日目は、ずっとバックパックを背負って移動していた。
関空を夜10時くらいに出発して、マレーシアで乗り継ぎ、朝8時くらいにジョグジャカルタの空港に着いた。なんとか両替をして、トランスジョグジャという市内バスに乗って、ジャラン・マリオボロというジョグジャのメインストリートへ。
(ちなみに、両替は到着したターミナルとは別のターミナルにあるので200メートルくらい離れていた。遠いなあ。。)
マリオボロに到着
バスの車掌さん(?)みたいな人に「マリオボロ!」と言っておいたら、着いたら「マリオボロ!」と教えてくれた。親切。
↑ マリオボロのバス停付近。東南アジアっぽい。
マリオボロのバス停からずっと南へ歩いて行くと王宮がある。とりあえず、バックパックを背負って王宮まで歩こうと思った。
↑ スタバとかもある。あとで入ったけど、欧米人の観光客が多かった。もちろん、ドアを開けてくれる人がいる。
↑ 「Yogyakarta 0km」の交差点。疲れたので、ここからベチャというやつに乗る。と言うか、「ヘイ!トランスポート?ベチャ?」と声を掛けられたので、乗ってみた。
さすがに、バックパックを背負ったままだと疲れる。
王宮(クラトン)へ
このおっちゃんに乗せてもらった。
ちなみに、上の写真の交差点付近から王宮まで、「20,000ルピアで行くで!」と言われて、言い値で乗った。そして、50,000ルピア札で払ったら「ごめん、お釣りないからお釣りは20,000ルピアで良い?」と言われる。
「いいっすよ。」
私は10,000ルピアくらいで文句を言うような人ではないのだ。みたいな、大らかな姿勢が大切だと思った。
王宮に着いたら、ちょうどジャワ伝統舞踏のパフォーマンス(無料)がスタートするところだった。歩き疲れたので、ちょっと鑑賞。
王宮を出て、タマンサリという離宮へ。結構、近かった。
ジャコウネコとコピルアック
歩き方情報によると、タマンサリの近くにカフェみたいなのがあるらしい。とりあえず、そこへ行こう。
が、道に迷う。迷った挙句、やっとたどり着いたけれど、お店の人出てこない。「エクスキューズミー!」とか言う元気もない。
仕方ないので、違う店に行こう。そう思って歩いていたら、細い路地を入ったところに「Loewak」の文字。
「これって、ルアックって書いてあるのか・・・」と思って行って見るとその通り。
やった!
ひとまず、お腹が空いたので「すいません、ナシゴレンをください。」
コピルアックは食後にもらうことにした。
コピルアックは、インドネシアのことを調べていて初めて知った。そしてそれ以来、絶対に体験したことの一つだった。なぜなら、ジャコウネコの糞から取れるコーヒー豆なのだ。世界一希少なコーヒー豆。
「グアテマラのアンティグアで飲んだコーヒーが特に美味しかった!」と一応は言っている僕が、飲まずにはいられない。
↑右のほうから、いわゆる初期の段階。というか、糞に近い状態らしい。
これで125,000ルピアだった。約1000円くらい。この時点で高い。もちろん、日本とかインドネシア国外で飲むと、もっと高い。
ジャコウネコもいた。なんか、ちょっと太ってた。こんなもんなんだろうか。
このお店の女の子が結構英語が普通に話せて、一緒に話してたら「Your English is good」と言われた。ありがとうございます。
このお店はどうやら宿もやっているところみたいで、こういうところに泊まるのもいいなと思った。事前に予約してなかったら、たぶん泊まってた。
ゲストブック(?)に、コーヒーの感想をちょっと書いた。それにしても日本語でのコメントが少なかった。あまり日本人が来ないのかな。
コーヒーは味が濃いというか、強かった。美味しかった。あと10杯くらい飲んで、違いの分かる男になりたい。
ちなみに、このお店では、コピルアックと普通のブラックコーヒー、そしていろんなスパイスの入ったコーヒーを飲み比べできた。
いろんなスパイスの入ったコーヒーなんて飲んだことなかったけど、どちらかと言うと、お茶に近い印象だった。(買えばよかったなあ。。。)
Go Jekを体験
店の女の子に、これからボロブドゥールへ行くけど、どうやって行ったらいいの?と聞いて見ると、ジョンボルバスターミナルへ行く必要があるらしい。
では、そのバスターミナルまではどうやって行けばいいのか。
「GoJek呼んであげる」
聞いてみると、uberのようなサービスらしい。スマホのアプリからバイクタクシーを呼ぶ。すると、近くのバイタクから連絡が来て、場所の確認をして、迎えに来る。事前に料金も決まっているので、交渉の必要はない。
神アプリである。
バスターミナルまで約8キロらしい。これで15,000ルピア。しかもバスターミナルではどのバスに乗ればいいかまで案内してくれた。めっちゃ親切。これで15,000ルピア。
さっきのベチャの値段。。。
ちなみに、GoJekの運転手さんはちゃんとヘルメットをくれて、ハンドルにはスマホのナビ。旅行者からしても、安心できた。
街全体を見ると、まだまだ発展の余地があるように見えたけど、このスマホ周りのテクノロジーはそういうの関係なしにどんどん発展しているような気がした。
恐らく20代であろう女の子がそういうバイタク配車アプリを使っているということは、やはりこのサービスはインドネシアで相当普及しているのだろうと思う。
ボロブドゥールへ
そんなわけで、ボロブドゥールへ。
肉団子入りの、麺。100円くらい。
翌日は朝4時に起きてボロブドゥール遺跡から朝日を見るために、早めに就寝。
インドネシアへ行ってきた〜ジョグジャカルタ
夏休みを利用して、行きたかったインドネシアへ行ってきた。
行きたかった理由は、まだ行ったことない国だったから。そして、ボロブドゥール遺跡を見たかったから。朝日に輝く遺跡を見たかったから。
ジョグジャ。そう、ジョグジャだ。
ジョグジャカルタは、ジョグジャって言うんだよって歩き方に書いてあった。だから僕もジョグジャと言おう。
ざっくりの旅程
8月12日:夜関空発、マレーシア(KL)経由
8月13日:ジョグジャカルタ着、王宮とかタマンサリとか見る。その日のうちにボロブドゥールへ移動。
8月14日:ボロブドゥール遺跡の朝日ツアー。4時起き。お昼くらいにジョグジャに戻る。ジャラン・マリオボロ周辺の散策とかお土産とか色々買う。
8月15日:遅めに起きてプランバナンへ。お昼にジョグジャの空港、夕方の便でマレーシア(KL)へ、空港内のホテルに宿泊。なぜなら乗り継ぎ時間が8時間くらいあったから。
8月16日:早朝の便で関空へ。夕方到着。
旅行のスタイル(?)と目的など
宿泊と航空券を事前にエクスペディアさんで予約しただけのスタイルです。
行きと帰りの航空券を買って、大目的のボロブドゥールの朝日ツアーを入れ込む。あとは、自由。某歩き方の本を見ながら回りました。
予定はあってないようなものでした。プランバナン遺跡も始めは行くつもりなかったけど、途中で「あれ、時間余るやん・・・」と思い、行こうと決めたのは前日15日の午後。
とりあえず、ボロブドゥールへ行くことと、日本の日常生活から脱出の2つを目的としていたので、効率的な観光や予定通りに動くことは重視していませんでした。
5年ほど前にバックパッカーをしていた経験があったので、慣れていると言えば慣れているけど、初めての国はいつでも緊張しますね。
何回かに分けて旅行記的に書こうと思います。
↑ google mapで見ると「Yogyakarta km 0」と表示のある交差点。まさにジョグジャの地理的な中心とも言えるのか。東京の日本橋みたいな感じ?こういう場所、好き。
夏の予定など〜インドネシアへ
今年の夏はインドネシアへ行くことにした。
ボロブドゥールを見に行く。前からずっと行こうと思っていたので楽しみ。まあ、一人で行くんだけど。
先月は突発的に土日で台北へ行ってみたりしたので、海外は今年で2回目。
ボロブドゥールをメインにしてジョグジャカルタを見てくるという日程。ボロブドゥールは朝日を見るのがいいという噂を聞いたので、朝日を見れるようにするつもり。ここが今回で一番のハイライトになると思う。
本当はもうちょい長く、2週間くらいかけてゆっくりインドネシアを回りたいんだけど、そんなに休み取れないしなあ、なんて。
なんとなくの予定
夕方〜夜くらいにボロブドゥール遺跡の近くのホテルにチェックイン
次の日めっちゃ早起きしてボロブドゥール遺跡を見る→周辺のいろいろ見て見る
ジョグジャカルタへ移動→ブラブラしながらホテルへ。
午前中ジョグジャカルタ市内をブラブラ→空港へ→KL経由→関空へ
実は移動に結構時間がかかりそうな予感。
ホテルと飛行機は予約したので、あとは行くだけ。しかしその前にバックパック欲しいなあ。買おうかなー。
ランニングしながら聴く音楽
週末になって時間があるときには健康のためにランニングしたり自転車に乗ったりしています。なるべく。
くそ田舎の道を晴天の下、走る。世間は、田植えの季節である。
田植えを横目に走る。走りながら音楽を聴く。こんなに天気がいいとテンションは上がるもので、5月だけど夏っぽい曲を聴きながら、最近は走る。
そう。中南米あたりで聞いてた感じのラテン系な曲。ていうか、常夏な雰囲気の曲だなあ。
それで、なるべく英語じゃないほうがよかったりする。全く歌詞の意味が入ってこないから。
apple musicでいろいろ漁っているとノリノリの曲が出てくるわけで。
↑なんかの映画で使われていた曲っぽい。
まあ、ランニングに向いている曲なのかは分からないけど、とりあえず走ることに集中できて他のあらゆることを頭の中から排除できるので結構有意義な時間だと思っております。
ちなみに、こういう曲を僕が聴くことは「似合わない」とよく言われます。
以上。